イソジンで足の臭いを消す
うがい薬として有名な、あのイソジンが足の臭いの解消に効果があるんです。
ご存じでしたか?
そう、あの茶色の色をした液体です。
足の臭い対策としては、お酢や重曹、ミョウバンなどが有名ですが、実はイソジンも効果があるんです。
イソジンの有効成分として「ポビドンヨード」というヨウ素化合物がふくまれているのですが、このヨウ素化合物に殺菌効果があるのです。
足が臭うのは、汗と菌が主な原因です。
足は汗をかくから匂うのではありません。
足が匂うのは、汗と一緒に流れ落ちた角質や爪垢、皮脂などを、
足に常在する細菌(表皮ブドウ球菌やバクテリアなど)が栄養源(エサ)として分解するときに出す老廃物(脂肪酸)がニオイを発するのです。
つまり、足の臭いを解消するためには菌を何とかすれば足の臭いは解消されるのです。
前述したようにイソジンには殺菌効果があるのでイソジンを足に付けることで足の雑菌を死滅させることができます。
菌が死滅すれば足の臭いの原因も無くなることから足の臭いも無くなります。
イソジンの使用方法
直接塗布する方法
イソジンを脱脂綿(コットン)に含ませて直接足にぬります。
特に足の指と指の間や、足の裏、爪のつけ根など重点的に拭いて消毒します。
足湯にする方法
直接、足に塗るよりも足の隅々まで行きわたるので足湯の方が効果はいです。
少し熱めのお湯を用意することで菌を抑えるだけでなく、足を温めることで汗腺機能を上げ、汗の質をよくする効果もあります。
- 洗面器にお湯(40℃くらい)をはる
- イソジンを3〜5滴入れて、よくかき混ぜます。
- 5〜10分ほど足を洗面器に漬けます。
- 漬け終ったら、お湯で洗い流して乾いたタオルで拭きます。
これを継続することで足の臭いを軽減することができます。
問題点
イソジンの色や臭いが落ちにくい。
イソジンは薬品の独特の臭いがします。
足の臭いは消えてもイソジンの薬品臭が臭う場合があります。
また、乾燥をしっかり確認してから靴下やストッキングを履くようにしないとイソジンのあの茶色の色が靴下に移り黒くなったりするので注意が必要です。
靴下は、できれば黒っぽい汚れがめだたない色を選んだ方がいいです。
足湯の場合はまだいいですが、足に直接塗る場合は注意してください。
イソジンは乾燥力がとても強いので乾くと足がカサカサになります。
足全体に塗る時には塗りすぎに注意してください。
しかし、イソジンでも100%菌を殺すことはできません。
再び靴下や靴から菌が移ってくることもあります。
ですので本当に足の臭い対策をするのなら、制汗効果+殺菌効果が長続きする臭い対策が必要です。
足の臭い対策専用の消臭スプレーもありますが、こちらも持続力はありません。
足の臭い対策にはスプレータイプよりも密着することで持続力があるリームタイプのデオドラント剤がおすすめです。
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イソジン豆知識
1983年に「うがい薬」として明治から発売された医薬品です。
2016年4月1日からは、ラライセンスの都合上、塩野義(しおのぎ)製薬から販売されています。
明治も販売していますが『明治うがい薬』と名称が変更されています。
名前の由来ですが、等浸透圧を意味する「isotonic」の「iso」の部分と、ヨード化合物を意味する「iodine」の「dine」が組み合わされて「isodine」イソジンと名づけられました。
イソジンの有効成分「ポビドンヨード」は、ヨウ素の酸化作用を利用した抗微生物成分で医療現場でも手術の際の傷口の消毒や医師の手洗いなどに使用されています。