「汗腺トレーニング」の効果・方法を紹介します。
「汗腺トレーニング」の方法は、2018年4月25日放送のNHK『あさイチ』でも紹介されていたやり方です。
「汗腺トレーニング」の効果・方法を紹介する前に。
なぜ、「汗腺トレーニング」が必要なのか?
最近は空調が普及した影響もあって、かいたばかりの汗の臭いが強く、
タオルなどで汗を拭いても臭いが消えない人が増えているからです。
空調が効いた室内で過ごす時間が多いために汗腺機能が低下してしまうのです。
足の裏は1日にコップ1杯の量の汗をかくといわれています。
その大量にかく汗が、汗腺の機能が低下していると重炭酸イオンや尿素などが含まれた濃度の濃い匂う汗がでてしまうのです。
ですので「よい汗」をかくために「汗腺トレーニング」が必要なのです。
「汗腺トレーニング」の効果
汗腺をトレーニングすることで足の臭いを抑制できるだけでなく、わきがや体臭対策にも効果があります。
さらには美肌効果も期待できるんです。
臭い減少効果
手足には、「休眠汗腺」が多く存在していて普段あまり機能していません。
「汗腺トレーニング」の「温熱刺激」をすることで「休眠汗腺」を目覚めさせることができます。
汗腺の機能が正常に働くことで汗はサラサラして臭わなくなります。
美肌効果
サラサラした汗は蒸発しやすいのですが、皮膚表面の角質からも吸収しやすいことから保湿効果を高めます。
また、「いい汗」をかくことで新鮮な皮脂と汗が混じることで皮膚表面に皮脂膜を形成し、
皮膚の内部から水分が蒸発することを防いでくれたり、外部からのウイルスの侵入もふせいでくれます。
こんな効果があることから「いい汗」をかくことは美肌効果にもつながるのです。
汗腺トレーニングの方法
- 浴槽にイスを用意します。
- 浴槽にかなり熱め(43℃くらい)のお湯を張ります。
(発汗効果を高めるために湯船にお酢をコップ1杯入れておくとより効果的です)
- お湯の量はイスに座って前かがみになった状態でひざ下までが浸かるくらいです。
(皮膚の弱い方は1℃〜2℃くらい低い温度にして、やけどしないように注意してください。)
- イスに座り前かがみになり両足をひざ下まで、両手は手先からひじまでを10〜15分湯船につけます。
- その後、湯船に水かぬるま湯を足して温度を36℃くらいまでに下げます。
ここでもう一度同じように両足、両手を10〜15分ほどつかります。
- 風呂から上がりタオルで水分をよく拭き取った後、自然に汗が蒸発するのをまちます。
この間は服を着てはいけません。
自然に汗が蒸発するまで乾かすのが「汗腺トレーニング」のポイントです。
エアコンを使うのはNGですよ。
冬場は寒いので風邪をひかないように部屋を暖めておいてください。
この「汗腺トレーニング」を2週間ほど続けることで効果がでてきます。
「汗腺トレーニング」後の飲料
お風呂上りの水分補給には、汗腺機能がよりアップする
- リンゴ酢、黒酢、クェン酸などが含まれた飲み物
- お湯にすりおろしたショウガを溶いた飲み物
などがおすすめです。
はちみつを加えると飲みやすくなります。
熱いお湯に浸かった後、ぬるいお湯につかることで交感神経を安定させリラックスす効果もあります。
汗トラブルのシーズン
汗トラブルが起こるのは夏が多いようなイメージですが実は1年で最も臭い汗が出るのは「春」なんです。
春は新入社員、新入生などは特に「緊張の汗」をかくシーズンでもあります。
普段から「汗腺トレーニング」でいい汗をかくように汗腺を鍛えておけば臭いの悩みは解消できます。
いい汗をかくにはスポーツやサウナが一番ですが、そんな機会や時間がない方にはここで紹介した「汗腺トレーニング」をおすすめします。