足の消臭スプレー!ドラッグストアで販売している商品の弱点
ドラッグストアなどで多く見かけられる消臭スプレーは、最近は無香料の製品も見かけるようになりましたが、あとで詳しく説明する3つの効能(マスキング、制汗、殺菌)をミックスしたのがほとんどです。
市販の消臭スプレーは大量に売るために万人に向くように作られているので、しかたないのですが、
そのために特徴がなく、効能もそれほど強力ではありません。
商品の口コミを見ても「効いた」「効かない」など様々で評価がわかれます。
市販の足の消臭スプレーのほとんどに使われているIPMP(イソプロピルメチルフェノール)は、医薬品にも使われている殺菌効果が高い成分で化粧品は0.1%以下、医薬部外品で1%以下と厚生労働省より使用量が決められています。
ドラッグストアなどで販売されている足の消臭スプレーは医薬部外品でない物が多く、イソプロピルメチルフェノールの含有量も限られています。
又、足の臭いを抑えるには殺菌するだけでは駄目で、足汗の発汗も抑えなくてはいけません。
市販の足の消臭スプレーは制汗ではなくデオドラント剤(防臭剤・脱臭剤)による汗の臭いを抑えることが主目的の製品がほとんどで、
本来の汗の量を減らす制汗効果はあまり期待できません。
デオドラント剤による一種のごまかしのために初めは足の臭いが抑えられても、時間が経過すると匂いが混じり合い悪臭となるのはその為です。
ドラッグストアで有名な消臭スプレーエイトフォー(8×4)
エイトフォー(8×4)は足の消臭スプレーで有名ですが、制汗作用が強く、肌の近くで長時間スプレーすると皮膚が「低温やけど」を起こす可能性があります。
瞬発力はありますが持続性はありません。
ポリマーの影響で肌を覆うことで臭いの蓋をするのですが、膜の下では汗が増え雑菌も繁殖を続けています。
エイトフォー(8×4)は「一時的な対処」として使用するのはいいですが、根本的な足の消臭対策には不向きです。
【関連記事】 エイトフォー(8×4)の効果
足の消臭スプレー ドラッグストア商品の口コミ
残念ながら市販の消臭スプレーは効果が一時的で、効果が持続せず、
使い方によっては、逆に足の臭いと芳香剤が混じってより酷い臭いを発生することが体験談で書かれています。
足の消臭スプレーの口コミ(体験談)を要約
- 使用した最初は良いニオイがしてよかったが、途中から足の臭いと混じって酷い臭いになった。
- スプレーする時に、ストッキングや靴下を履き替えないと臭いがスグに復活する。
- 足の消臭スプレーは、一時的でほとんど効果がない。
- 使用するなら足のニオイと混じっていいように無香料タイプを使うとニオイは多少抑えられる
- 短時間勝負で持続性は全くない
などなどです。
足の消臭スプレー ドラッグストア商品の使い方
逆効果になる足の消臭スプレーの使い方
- 汗をかいたままの靴下やストッキングに上からスプレーをすると、
スプレーをしたその場は良いのですが、程なくして消臭スプレーの芳香臭と足の匂いが混ざり、すごい匂いになります。
- 匂っている靴へスプレーしても、全く効果がありません。
正しい使い方
- 蒸れている足をまず、乾燥したタオルで水分をキレイに拭き取ってから、スプレーをする。
- 制汗剤と併用して使用する
- スプレーした後は、靴下やストッキングは履き替える。
- 香り付きのスプレーは足の匂いと混ざり最悪な悪臭となるので、使用するなら無香料のスプレーを使用する。
消臭スプレー効果的な使い方
足の指と指の間にもスプレーする
出かける前に足に直接スプレーするのはもちろんですが、足の指と指の間もスプレーするのを忘れないようにしましょう。
足の指の間は特に湿気がこもりやすく臭いを発しやすい部分です。
帰宅したら足を洗う
帰宅してもう出かけることもなければ、足を洗ってスプレーを落としましょう。
制汗効果で汗腺をふさぎ続けることは本来の体温調整の役目を止めることになるので、身体にとってよくありません。
また、殺菌成分がいつまでも残っていると外敵から皮膚を守ってくれる善玉菌までも殺してしまうので好ましくありません。
ですので帰宅後は足を洗い通気性のよい環境で過ごすようにしてください。
正しい使い方をしても、効果は一時的です。
スプレーしたその場は誤魔化せても、持続はしません。
ファブリーズ
テレビのCMで見かけるファブリーズが効果が有りそうですが、足の匂いには全く効果がなく悪影響もあるので使わないようにしてください。
関連記事:ファブリーズの効果
足の消臭スプレーは一時しのぎ
足の消臭スプレーは、ただ良い香りを足に重ねているだけなので、効果は長く続くことはなく、
最悪の場合は、雑菌がさらに繁殖して足の匂いがひどくなります。
消臭スプレータイプは、消臭クリームと比べるとベタツキもなく、サッとつけるのでお手軽ですが、
消臭効果の持続性がないために、日に何回も使用することになります。
そのため、コストを考えれば消臭クリームと比べても割高につくのでコストパフォーマンスもよくありません。
消臭スプレーは、即効性がありその場しのぎには最高ですが、所詮一時しのぎです。
足の消臭スプレーの選び方
足の消臭スプレーを選ぶ5つのポイント
- 消臭成分が含まれているか?
- 殺菌成分が含まれているか?
- 制汗成分が含まれているか?
- 携帯しやすいか?
- 医薬部外品か?
市販の足の消臭スプレーはマスキング、制汗が重点なので殺菌成分が入っていない商品もあります。
足の臭いを消臭するには、制汗だけでなく雑菌の繁殖を防ぐ殺菌成分が配合されていることが大事です。
決して香りで選ばないようにしてください。
香りで選ぶとスプレーしたしばらくは良いのですが、時間経過とともに足の臭いと重なって、スプレーする前よりも酷いニオイを発することがあります。
殺菌成分はイソプロピルメチルフェノール(IPMP)が代表的ですが、
IPMPは、医薬部外品に位置付けられるため医薬部外品の表記がある消臭スプレーを選びましょう。
足の臭いに真剣に悩んでいるのなら特長のはっきりした医薬部外品レベルの商品を使うことをおすすめします。
万人向けの消臭スプレーを、あれこれ試すよりも足の臭いを早く解消できるのは間違いありません。
強力な足の消臭スプレー
足の消臭スプレーの中で唯一のお薦めが、「足サラ」です。
医薬部外品で、スプレータイプの足汗用制汗ミストです。
「足サラ」は制汗成分が凝縮したマイクロパウダーが汗に吸着することで汗腺の元から汗をしっかり抑え汗を外に出しません。
汗を抑えて大丈夫?という心配があると思いますが大丈夫です。
体から発汗する汗は足裏から出なくても他の汗腺を通じて体外に発汗されます。
足の臭いを抑えるには、まずは足裏からの発汗を抑制することです。
パウダーインタイプなので、ミストが乾いた後は足がサラサラで、ベタツキが気になることもありません。
持続性もあり、朝出かける前に1回スプレーするだけで1日効果が持続します。
「足サラ」なら足にスプレーするところを誰にも見られることもありません。
朝、時間の余裕がない時などは、ストッキングや靴下の上からでもスプレーすることができます。
足の消臭スプレー「足サラ」はこんな人にお薦めです。
- スティック制汗剤は先端が不衛生で使えない
- 制汗クリームは忙しい時に塗る時間がない
- 皮膚科でのボトックス注射は副作用が心配
- 靴下をマメに変えても足汗を吸収しきれない
- 靴をローテーションしたいけれど大変
- ミョウバン水を使ったら肌荒れした
足サラの全成分
★有効成分
・フェノールスルホン酸亜鉛
・イソプロピルメチルフェノール
★その他の成分
・無水エタノール
・精製水
・ナイロン末
・1.3ブチレングリコール
・タルク
・シャクヤクエキス
・香料
・エイジツエキス
・メントール
・ローズマリーエキス
- 足の消臭スプレー「足サラ」は敏感肌の方でも安心して使っていただけます。
- お子さんが使っても問題はありません。
(アレルギーをお持ちの方は医師と相談するか、少量から試してみてください)
足の消臭スプレー「足サラ」は、汗を止めるのではなく汗の量を抑えるだけです。
体には全く影響がありません。
また汗は体温を下げるのが目的なのですが、足汗を止めても他の部位からや尿として放出されるので問題ありません。
Amazon、楽天「足の消臭スプレー」
Amazon
一部商品を紹介
楽天
一部商品を紹介
足の消臭スプレー:3つの効能
マスキング、制汗、殺菌
マスキング
香水タイプです。
足の臭いを、それよりも強い臭いで抑え込みます。
スプレーしたしばらくは良いのですが時間の経過とともに、お互いの臭いが混じり合いさらに酷い臭いになります。
制汗
足汗の発汗を抑えます。
足汗がでなければ足の雑菌が繁殖するのを抑えることができます。
製品としては、足汗を抑えるのではなく発汗された汗を別物質に吸着させてサラサラ感を保つのがほとんどです。
殺菌
臭いを発生させる雑菌を死滅させることで足の臭いを抑えます。
殺菌成分としては、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)が多く使われています。