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多汗症の原因と4つの治療法

もし、あなたが日常生活に支障がでるほど大量の汗をかいているのなら、ひょっとしたら「多汗症」かもしれません。

 

単なる”汗っかき”でなく多汗症だとすると放っておくと汗の量がますます増えてしまうことがあるので注意が必要です。

多汗症の原因

人間の汗がでる場所は2ヶ所あります。
エクリン汗腺とアポクリン汗腺です。

 

多汗症の原因・治療法エクリン汗腺の詳細はこちら
多汗症の原因・治療法アポクリン汗腺の詳細はこちら

 

多汗症の原因・治療法

多汗症の原因はエクリン汗腺への交換神経からの刺激が過剰に伝わっているからだと言われています。

 

エクリン汗腺は、アポクリン汗腺と違い全身に存在しているのですが、特に額や脇や手、足に集中しています。

 

人間の体の各器官をコントロールする「自律神経」がエクリン汗腺が発汗する仕組みに関係していて、
自律神経の2種類の神経(交感神経、副交感神経)のうち、アクティブモードを管理する「交感神経」がエクリン汗腺を制御しています。

 

交感神経は外気温の上昇や発熱、運動による体温上昇を感じ取り、エクリン汗腺に汗をだして体温調整するようにと信号を送ります。

 

また、交感神経は緊張やストレス、あるいは香辛料などによる味覚刺激も感じ取り発汗信号をエクリン汗腺に送ります。

 

なので、交感神経が失調することで体温の上昇とは関係なくエクリン腺より汗が過剰に放出されるのです。

多汗症の治療法

前述した多汗症原因から推測されるように、多汗症の治療は汗腺を小さくしたり塞ぐことや、交感神経からエクリン汗腺への刺激の伝達を遮断することで改善されます。

 

多汗症の治療は皮膚科や形成外科などで行なわれていますが、医院によっては多汗症の治療を行なっていない所もあるので、診察を受ける前に確認してください。

塩化アルミニウム治療法

塩化アルミニウムを主成分とする塗り薬治療で、多汗が気になる部分に毎日塗り込みます。
塩化アルミニウムが汗に含まれる水分、皮膚細胞と合体することで汗腺をふさぐ”栓”をつくり発汗を抑えます。

 

効果は塗り始めてから数日〜数週間で効果が徐々に現われます。
塩化アルミニウム治療法は年齢制限がなく副作用も軽いので手軽に試すことができます。

 

ただ、保険が適用されないのと、効果が長時間持続しないので通院を継続する必要があります。

電気治療法

「イオントフォレーシス」といって、多汗が気になる部分を水に浸けて、その水に電流を流す治療方法です。
電流は少しピリッとするくらいの微弱で、1回の治療時間は約20分間です。

 

水に電流を流すことで、水素イオンが発生し水素イオンが汗腺を小さくすることで汗をつくりにくくします。
塩化アルミニウム治療法と同じで効果が持続しないので週に1〜2回にの定期治療を続ける必要があります。

 

手と足の治療に限りますが保健の適用は受けられます。

ボツリヌス菌 治療法

「A型ボツリヌス菌の毒素」を多汗な部分に注射することで、交感神経からエクリン汗腺に汗を出す指令をブロックすることで発汗を抑えます。

 

毒素というと怖い感じがしますが、タンパク質の一種で美容整形のシワ取りにも使われています。
注射後、2〜3日で効果がではじめ、3〜6ヶ月間効果が持続します。

 

しかし、完治はしないので治療は継続する必要があります。
ワキの治療にだけ保険が適用され、残念ながら足の治療には保険は適用されません。

交感神経切除 治療法

多汗な部分の交感神経を手術で切除する方法です。

 

「ETS手術」や「胸腔鏡下胸部(きょうくうきょうかきょうぶ)交感神経遮断術」 と呼ばれ、
皮膚科や形成外科ではなく胸部外科や呼吸器外科で行なわれます。

 

この手術は多汗症を完治することができ、再発率も1〜5%と非常に低いです。

 

ただ、手術の後に、もともと多汗症ではなかった部位で発汗が増加してしまう「代償性発汗」という副作用がおこる可能性が高いです。

 

また、多汗症手術に習熟した外科医が少ないので技術面に不安が残ります。
手のひらの多汗症には保険が適用されます。

 

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