足の臭いは本人が気がつかない?
足の臭い以外の体臭のチェック方法は>>こちら
(ワキガ、口臭、デリケートゾーン、頭皮)
足の臭いは初期のころは自分では気が付かないかも知れません。
しかし、そのまま放置しておけば、自然に治るということもなく、ひどくなる可能性が高いです。
人間の嗅覚は不思議で、臭いが強くなっても意外と本人が気が付かないということがあります。
そんな時には、知らない間に、職場の同僚に不快な思いをさせていたり、お子さんの場合はイジメの原因にもなりかねません。
足の臭いは、ひどくなってからでは治すのに時間がかかります。
足の臭いがひどくなる前にチェックができるなら予防する事ができるので安心です。
足の臭いセルフチェック
靴を脱いだ時に、靴や靴下、ストッキングの臭いをチェックする。
靴を履いている時には気が付かない臭いでも、さすがに靴や靴下に直接、鼻を近づければ、蓄膿症でないかぎり足が匂っているかどうかが確認できるはずです。
この時に、布地の匂いや洗剤の匂いだけなら、あなたの足が匂っている心配はありません。
ただ、人間は香水をつけるとその匂いに慣れてしまうように、ニオイを嗅ぎ続けていると、そのニオイに慣れてしまいます。
また、女性は生理中は嗅覚が鈍感になったりします。
また、ダイエットで間違った食事制限をしているとダイエット臭と呼ばれる尿のニオイに近いものが発せられることもあります。
例えば、最近ブームの「糖質オフダイエット」で炭水化物を極端に摂取しないと、体が飢餓状態だと認識して身を守るためにアンモニア臭や油っぽいニオイがする脂肪酸という成分を出し始めます。
自分の足や、靴、靴下などに鼻を近づけても臭わないけれど、ふとした時に匂いがするという方は次のセルフチェックをしてみてください。
足の臭いセルフチェック項目
- 食事は脂っこいものが多い
- 野菜をあまり摂らない
- 1日中、靴を履いている
- 靴の中が湿っていることがある
- 靴の中がいつも蒸れた状態
- 毎日、同じ靴を履いている
- 靴下がナイロン製
- カカトがガサガサしている
- 足が痒い
- 体質的に汗をかきやすい
- 緊張すると汗をかく
- フローリングに汗の足跡がつく
- お風呂で足もボディソープで洗っている
- 足の爪が伸びている
- 家族にワキガ体質の人がいる
- よく、お酒を飲んだりタバコも吸う
- ストレスがたまっている
- 睡眠不足、もしくは睡眠時間が不規則
これらのチェック項目に当てはまる数が多ければ足が匂う可能性は高くなります。
足の臭い予防対策
5本指ソックスを履く
足の裏は1日でコップ1杯の汗をかくといわれています。
5本指ソックスは足の指の間の汗をすぐに吸収してくれるのと、通気性がいいのでおすすめです。
5本指ソックスは見た目にもどうも? という方には汗を吸ってもすぐに乾くシルク素材の靴下をおすすめします。
ストレスをためこまない
ストレスがたまると自律神経に影響して交感神経の働きが強くなります。
すると、汗を通常よりも多くかくようになるので、適度な運動をしたり、趣味を楽しむなどしてストレスを溜めこまないようにしましょう。
足をよく洗う
足は指の間もしっかりと洗います。
またボディソープは保湿効果があるので、足を洗う時は殺菌効果のある石鹸を使用するなどして、使い分けて洗うようにしましょう。
ボディーソープで洗うなら、首から洗い始めて足が最期になるのではなく、足を洗う前には一度タオル、またはスポンジを洗い流し、新しいボディソープで足を洗うようにしてください。
カカトなどにつきやすい角質も、角質落としなどで2週間から1ヶ月に一回は使用して角質を落とすようにしましょう。
お風呂で足のケア
足が臭うのはお風呂での足のケア不足も原因です。
お風呂に入ったら10分間は湯船に足をつけて足の爪の垢をふやかします。
それから柔らかめの歯ブラシで爪の際を丁寧にこすり取るだけで足の臭いは随分改善されます。
制汗クリームを使う
日中、靴の中が足の臭いの原因となる汗をかかない状態をつくれればベストです。
日中のケアは制汗クリームがおすすめです。
【ノーノースメル】なら、サラっとした手触りでとても塗りやすく、朝出勤前に塗るだけで1日効果が持続します。
制汗効果だけでなく、「殺菌」「角質ケア」「防臭」効果もあります。
東証一部上場企業の販売なので安心できます。
効果が実感できなければ、1本全て使い切った後でも全額返金保証してくれます。
足が匂う病気
足の手入れをきちんとしていても病気のために足が匂うことがあります。
1.水虫
真っ先に思い浮かぶのは水虫ですね。
でも水虫自体が匂うわけではありません。
水虫の原因となる白癬菌は匂いを発しません。
まず、水虫が好むのは高温多湿の環境です。
この環境が皮膚の常在菌を繁殖させて臭いを発しているのです。
水虫は自覚症状がなくても4人に1人が感染しているといいます。
一度、あなたの足もチェックしてみてください。
2.多汗症
人間の自然の原理で体温調節のために汗をかくのですが、多汗症の場合は、体温調節の必要のない時でも汗をかいてしまいます。
特に足汗が多い症状を足蹠(そくしょ)多汗症といいます。
人より多くの汗をかくことで、靴の中で雑菌が活発に活動する環境を作ってしまい足が臭くなります。
多汗症の疑いがある時は、皮膚科の先生に相談しましょう。
3.糖尿病や内臓疾患
どちらも体の免疫力が低下しているので、体内の抗菌力も弱まり、足の匂いの原因となる雑菌が繁殖しやすくなります。
これらの病気の場合は、足の臭いだけでなく、口臭や体臭も匂ってきます。
糖尿病も初期の頃は自覚症状がないので気が付きにくいのですが、定期的な健康診断などで体の異常はチェックするようにしてください。
足の臭いをチェックできる機器
足の臭いを自分でセルフチェックする方法を説明してきましたが、正確に数値をもって足の臭いを測定してくれる機器があれば良いなあと思ったことはありませんか?
数値で足の臭いがわかれば、自分の足の臭いが他人と比べてひどいのか軽いのかも確認ができます。
また、足を洗った後の臭いがしっかりと消えているのかも気になりますよね。
足を洗った後や、消臭スプレーを使った後など、本当に臭いが消えているのか確かめたいものです。
きっと、そんな思いの人が多いのでしょうね。
足の臭いをチェックする体臭チェッカーが開発されたのです。
市販もされています。
それは、コニカミノルタが開発した体臭チェッカー、Kunkun body(クンクンボディ)といいます。
足の臭いだけでなく、頭、耳の後ろ、ワキと4ヶ所の臭いをチェックすることができます。
これであなたの足の臭いも客観的にチェックしてみますか?
こちらで詳しく説明しているので興味があればご覧ください。
足の臭いが目で見える!
花王が足の臭いを目で見ることができる技術を開発したと2018年3月6日に発表しました。
その技術名は「ScentEYE(セントアイ)」といって、足の臭い原因成分である「イソ吉草酸」が時間経過とともに増加する様子を観察することができます。
(図:花王)
花王は今後解析を進めることで、効果的なにおいケアの開発につなげるそうです。
この技術を使えば自分の足の臭いのセルフチェックも簡単にでき、臭いレベルがどれぐらいか数値化できるようになりそうです。
足の臭い以外の体臭のチェック方法
ワキガ
ワキガは体の表面から臭う体臭で、脱いだ服で臭いをチェックすることができます。
対策としては、脇の通気性をよくし、こまめに濡れたタオルで汗を拭きとるのが効果的です。
毎日のケアでは、抗菌効果のあるデオドラント剤を、お風呂上がりや、朝に着替えるタイミングで使用することで予防ができます。
保温下着を購入する時には、吸湿速乾素材や、抗菌機能を備えた下着を選びましょう。
コットン素材が多く含まれているものや、保温性も通気性、吸水速乾性もあるシルク素材もおすすめです。
また、腋毛が臭いを拡散するので除毛は必須です。
口臭
口臭は体の中から臭う体臭で、規則正しい生活、きちんとした栄養成分の摂取により改善されます。
腸内から臭う場合は食事内容の改善が必要です。
口臭の臭いチェックは、手に息を吹きかけても手の臭いと混じってしまうので、
息をキレイなコップに吹きかけ、口をコップから一旦離し、一度新鮮な空気を吸ってからコップの臭いをかぐと正確な口の臭いが確認できます。
デリケートゾーンの臭いチェック
デリケートゾーンの臭いチェックはトイレに入ったときに行います。
トイレットペーパーでデリケートゾーン周辺の汗をポンポンとふき取り確認します。
また、パンツの臭いでもチェックすることができます。
頭皮の臭い
頭皮の臭いは髪にこすりつけ手のひらの臭いをかぐことでチェックすることができます。
頭皮はTゾーンの2倍もの皮脂腺があり特に臭いやすい場所です。
頭皮の臭いは週に1回のクレンジングで抑えることができます。
クレンジング剤は市販の保湿性がある頭皮クレンジング剤でOKですが、皮脂に近いと言われるホホバオイルや椿油などもおすすめです。
髪の毛をわけながら頭皮全体にオイルを塗り、クルクルと円を描くようにマッサージします。
洗い流す時は後頭部からおでこに向かってぬるま湯で流しますが、この時に炭酸水を使うとより効果がアップします。