足の臭いの原因は、タバコ、ストレス、爪、食べ物も考えられます
一般的に足の臭いは、足汗が原因と言われています。
つまり、足の臭いの原因は、靴の中で足が汗をかいたときに汗と一緒に流れ落ちた皮脂や角質、爪垢などを、
足に常在する細菌(表皮ブドウ球菌やバクテリアなど)が栄養源(エサ)として分解するときに出す老廃物(脂肪酸)がニオイを発するのが原因と言われているのです。
確かにこれが足の臭いの原因なのですが、他にも、タバコ、ストレス、爪、食べ物、かかとのガサガサなどによっても足の臭いの原因が作られているのです。
一つずつ説明します。
足の臭いの原因 タバコ
タバコを吸うと足が臭うって本当なの?
と不思議に思われるかもわかりませんが本当なんです。
タバコを吸う人は足が臭う原因を4つほど紹介します。
タバコを吸う人は足が臭う原因:その1
常日頃から肝臓に負担がかかっているのです。
肝臓に負担がかかることで体内で発生するアンモニアを十分に分解することができずに、
アンモニアが「汗や皮脂」と一緒に体外に排出されます。
そのために、普通なら臭わない汗からアンモニア臭がするようになるのです。
アンモニアは活動して筋肉を使ったり、ご飯を食べたりすることで常に体内で発生しています。
肝臓が正常の働きをしていればアンモニアは肝臓で尿素に分解され尿となって排出されます。
タバコを吸う人は足が臭う原因:その2
タバコを吸う人の足が臭うのには他にも原因があるんです。
人はタバコを吸うことで「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが増加するのですが、
この「コルチゾール」は皮脂を多く作り出す働きがあります。
この増えすぎた皮脂を分解するために菌が繁殖し、
菌は皮脂を分解する時に臭い物質の脂肪酸を発生させます。
これが足の臭いの原因になるのですが、皮脂は足だけでなく体全体に分泌されるので「加齢臭」の元にもなったりします。
タバコを吸う人は足が臭う原因:その3
タバコにはニコチンやタールなどの有害物質が含まれていますが、これらは体内に活性酸素を大量に発生させます。
活性酸素は体を酸化させ錆びつかせます。
活性酸素が増えすぎると体の中の脂質も酸化し強烈な臭いを発するようになります。
タバコを吸う人は足が臭う原因:その4
タバコに含まれるニコチンは交感神経を活動的にする働きがあり一時的にですが身体を興奮状態にします。
その興奮状態が原因で汗をかき汗の量を増やす傾向があります。
本来、汗自体は無臭なのですが、前述したように肝臓の疲労や活性酸素の影響で汗が臭うばかりか、
汗の量が増えることで足に常在する菌を繁殖させることにもつながり、さらに足が臭うようになるのです。
対策
タバコを吸うことで足が臭っている人は、「禁煙」をすれば足の臭いは解消されます。
それができれば苦労しないよ。という声が聞こえてきそうですが、
「禁煙」が無理なら次のことを実行してみてください。
肝臓を休ませるためにも、お酒を飲みすぎずに、睡眠をしっかり取るようにしてください。
あと本人は以外と気が付いていないのですが、タバコの臭いは足の臭い、体臭と混ざり合いさらなる悪臭を生み出しているのです。
ズボンや靴下にも気が付かないだけで臭いが付いています。
ですので消臭スプレーなどで日頃から衣服のケアをするようにしましょう。
足の臭いの原因 ストレス
ストレスがなぜ、足のニオイと関係があるのでしょうか?
それは汗が大きく関係しています。
ご存知のように汗が多くなると足のニオイも強くなります。
それは足の裏には、エクリン汗腺が密集していてアンモニアやタンパク質が分泌されやすく、またそれらがニオイの原因にもなるのです。
エクリン汗腺からでる汗自体にニオイはないのですが、アンモニアを成分にして細菌が繁殖するので足が臭ってくるのです。
これは緊張したりするときに使われる言葉ですね。
この言葉からわかるように、人は緊張したりストレスを感じたりすると汗がかきやすくなり足のニオイの原因となったりします。
ストレスが原因で発汗される汗は、「精神性発汗」と呼ばれていて、体温調節のための汗ではなく、心理的な要因で発汗される汗です。
精神性発汗
人間は「温熱性発汗」といって外気温に応じて発汗することで体温を調節します。
精神性発汗は外気温に関係なく、緊張したり驚いた時にでる汗で、主に手足の裏や脇の下に発汗します。
自分では気がついていないですが、仕事や対人関係のストレスで発汗を促している可能性があります。
清潔志向が高い人ほど、体臭を気にしたりするので、精神性発汗で足が臭うことがストレスとなって、さらに発汗を促し足の臭いを強くしている人も多いようです。
対策
ストレスを感じないようにすることは、なかなか難しいと思いますが、「誰でも足は臭うのだ」というような大きな気持ちを持ってみたり、
ストレスを感じて発汗しても大丈夫なように靴下の替えを用意して履き替えたり、インナーソール、制汗剤や消臭スプレーなどを使用するのもストレスを軽減する良い方法といえます。
足の臭いの原因 爪
足の爪を切っている時に、強烈な臭いがして、びっくりすることがあります。
これは、爪の中にたまっている垢が臭っているのです。
垢は目に見えてわかる黒い爪垢だけでなく、白い爪垢がたまっているというケースもあります。
爪の中の垢が直接臭うのと、足の臭いが慢性化することで爪垢に臭いが染み込んでしまうこともあります。
足の爪は爪と指の間の「爪溝(そうこう)」や「爪先」の内側に汚れが溜まります。
足の爪に垢が溜まるのは爪が伸びすぎているのが大きな原因です。
対策
こまめに足の爪を切ることで垢が溜まらないようにしましょう。
特にネイルをしている女性は足の爪が長く伸びているので爪の間に垢が溜まりやすいです。
足の指の爪の中の垢は、爪切りで爪を切るだけではとれません。
取り方には、色々方法はありますが、気を付けなくてはいけないのが、爪楊枝を使う時には爪の奥の皮膚を突き刺さないよう注意することです。
また、手の爪で取る時には雑菌がつくので必ず手を洗うようにしてください。
爪垢を取る方法で一番簡単で効果的なのは「爪ブラシ」を使うことです。
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足の臭いの原因 食べ物
足の臭いの原因は、足が清潔でないとか、多汗症とか、靴や靴下などに原因があると思っている方が多いですが、
日頃の口にする食事でも足が臭う原因をつくっているんです。
知ってました?
どうしてかというと、食べたものが臭いの成分を作り、それが汗となって出てしまうからです。
正常な汗は、99%が水分で、サラッとしていて蒸発しやすくニオイもありません。
しかし、肉中心や乳製品などの動物性たんぱく質が主の食生活を送っていると、皮膚をアルカリ性にし雑菌を増殖させることで足の臭いの原因をつくるのです。
過剰に取り込まれた脂肪分などの老廃物は体の自浄作用が働いて汗として体外に排出されますが、過剰に体内に摂取された脂肪分は脂肪分や乳酸、アンモニア、尿素などが含まれたままネバネバした状態で発汗されます。
これらの汗は皮膚常在菌が特に好物なので、よリ繁殖を促進させることで足の臭いも強烈になっていきます。
足の臭いを強める食べ物
唐揚げ・トンカツ
唐揚げやトンカツのような油っぽいものを大量に食べていると汗の
分泌量が増え、さらに体の体液が酸性になります。
その為に足の臭いが強くなることがあります。
脂っこい食べ物は脂質を多く含み血中の中性脂肪を増やすことで、皮脂腺からアポクリン腺を通じて皮脂が分泌されることになります。
皮脂は足の臭いの原因菌にとって最大の栄養源なので雑菌が増えることで足の臭いも更に臭うことになります。
チーズ、牛乳、乳製品
腸内環境を整えてくれるチーズや牛乳ですが、摂りすぎると足の汗を出すエクリン線が活発になるため、
足の臭いが強くなる傾向があります。
乳製品は消化が良くないものが多く、消化に時間がかかると繊毛(せんもう)にひっかり腐敗することで毒素を排出することがあります。
毒素が血流に流れ込み汗をして排出されることで足が臭くなります。
ステーキ、ハンバーグ
ステーキ、ハンバーグは、動物性タンパク質や脂質を多く含んでいるので臭いの原因となります。
肉に含まれている動物性タンパク質が体内で分解されるとき臭いニオイ物質が発生させ、
この物質が汗と一緒に身体の外に出るとき、足のニオイがさらに臭くなるのです。
このニオイはすごく臭います。
ニンニク、ニラ
臭いが強いことで有名な食物ですが、口臭だけでなく足の臭いにも影響を与えます。
肉類とニンニクを同時に摂取すると、足の臭いはさらに強くなります。
アルコール
食事以外でさらに良くないものがアルコールです。
アルコールと足の臭いは関係なさそうですが、実はあるんです。
アルコールは元々ニオイが強いことと、アルコールを飲酒すると体内でアルコールが分解されるときに悪臭の原因物質をつくりだしているんです。
これらのほとんどは尿と一緒に体外に排出されるのですが、一部は汗と一緒になって排出されます。
アルコールを飲むことで心拍数もあがり汗もかきやすなり、悪臭の原因物質が大量に排出されることで足の臭いを更にひどくしてしまうのです。
ビールにニンニクの効いた焼肉などは足の臭いにとっては最悪ですね。
対策
食事はいつもより抑え、血流をよくするビタミン、ミネラルが豊富な野菜や果物を多く摂るように心がけましょう。
なす、そば、オレンジ、しそなどは抗酸化作用があるので体臭予防には効果的です。
毒素や有害物質を便と一緒に排泄してくれる食物繊維を多く含む穀物や海草なども摂るようにしてください。
足の臭いが気になる人は、洋食よりも和食を中心にした食事を取り入れるだけで足の臭いは
いままでよりも軽減されるでしょう。
足の臭いの原因 かかと
かかとには皮脂腺がないので、皮膚を保護するものがありません。
また、汗腺が多いので、とても乾燥しやすくなっています。
さらに皮膚は乾燥することによって厚くなる性質があります。
かかとが粉をふいていたり、皮がめくれたりしていれば乾燥状態です。
乾燥により古い角質が溜まることで、かかとがガサガサし、靴など密封した空間内で足の常在菌が古い角質を栄養源として増えることで足の臭いの原因になったりします。
足の裏には皮脂腺はありませんが、汗腺は背中の5〜10倍もあり、かなりの量の汗をかきます。
汗は足の裏に常在する常在菌によって分解されるのですが、その時にニオイの原因となる脂肪酸を作り出します。
その脂肪酸がかかとに溜め込んだ角質と混ざることで、嫌なニオイが発生してしまいます。
対策
かかとのガサガサは定期的にケアする必要があります。
かかとは定期的な角質ケアを行わないと、角質がどんどん厚くなっていくからです。
かかとのガサガサを放っておくと、足の臭いを発生させる雑菌が、かかとの古い角質をエサに繁殖して足が臭うようになります。
かかとがガサガサしたり、粉を吹いていたリしているときは、乳液やクリームなどの保湿剤を使うといいでしょう。
クリームなどを塗った後に綿などの靴下を履くとより効果的です。
かかとがかたくなっているときは、軽石ややすりで余分な角質を取り除きます。
ただし、削りすぎると刺激となって逆に角質が厚くなってしまう事があるので、回数は3週間に1回程度に抑えます。
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