足の臭いは水虫が原因ではありません
足が臭うと、まず思い浮かべるのは水虫です。
足が臭う環境だから水虫になるのです
たしかに水虫は症状が進行すると臭うのですが、初期の段階では臭いません。
水虫になるのは水虫菌である白癬菌(はくせんきん)が原因ですが、白癬菌が臭うわけではありません。
水虫が臭うのは、水虫になった患部が「水ぶくれ」や「皮むけ」などで破れ、ジクジクになりリンパ液が分泌され白癬菌以外の雑菌、ブドウ球菌などが繁殖することで臭うようになるのです。
足が臭うのは汗と角質や皮脂などが混じり、高温多湿の靴の中で、皮膚常在菌がそれらを栄養源として分解する時に臭います
水虫も足の臭いも原因は高温多湿と菌です。
つまり、水虫が臭うのではなく、高温多湿の状態が臭いを発生させ、その環境を水虫菌も好むということです。
ですから、足のニオイが気になってきたら水虫の発生にも注意する必要があるのです。
足の裏は表皮が厚く新陳代謝もゆっくり行われます。
その為、角質がなかなかはがれなく菌にとっての栄養源である角質内の皮脂やタンパク質が栄養源になり増殖を促してしまう環境にあるのです。
水虫の初期症状は「かゆみ」から始まります。
水虫菌が皮膚に侵入すると人間の身体は免疫機能が働き菌を追い出そうとします。
この免疫の活動が「かゆみ」という反応として現れるのです。
白癬菌自体がかゆみをもたらすわけではありません。
また、この状態では水虫が原因で足が臭う事もありません。
しかし、この初期症状の段階で治療せずに放置しておくと「水ぶくれ」や「皮むけ」を発生させ、2〜3年後には、白癬菌の感染範囲が広がり、爪にまで感染することがあります。
つまり、足のニオイを改善できれば水虫ができることもないのです。
水虫は人からも移りやすいのですが、もし移ったとして菌にとっての環境が整っていなければ増殖することなく死滅します。
あなたに水虫が、もしできたら周囲の人にも移す可能性もあるので早めに治療する必要があります。
一番は専門のドクターに診てもらうことですが、殺菌作用がある薬を正しく使用することで治る事もあります。
意外ですが、もう一つ食事や食物で治す方法もあるんです。
ここでは、その意外な方法も紹介します。
足の臭い水虫ではなく雑菌が原因
人間の皮膚には常に皮膚常在菌が存在しています。
皮膚常在菌は人間の皮膚を栄養源にして、皮膚表面を酸性に保つことで外部からの悪い細菌を防いでくれます。
つまり、本来は皮膚常在菌は良い菌なのですが、高温多湿などの好条件がそろうことで、過剰に繁殖が進み大増殖してしまいます。
この時に「悪臭」が発生するのです。
雑菌を増やさないために、足汗を抑える対策として、制汗・殺菌効果を持っているデオドラント剤を使うのもお薦めの方法ですが、
残念ながら水虫は改善できません。
水虫菌である白癬菌は真菌とよばれるカビの一種で、足の死んだ皮膚組織の集まりである「角質層」に棲みつき、ここで菌糸を伸ばし増殖していきます。
水虫はよくうつるといわれますが、白癬菌がもしついたとしても、環境が水虫菌が好む高温多湿の状態であったとしても、白癬菌がついてから角質内に入るには24時間が必要とされます。
ですので、毎日1回はキレイに足を洗っていれば水虫に感染することはありません。
ただし、足に傷がある場合は傷口から12時間以内に侵入してしまうので要注意です。
水虫の予防には、不特定多数の場所(ジム、プール、温泉など)を利用した時は、帰ったら必ず足を洗うようにすると安心です。
水虫を治すには
というのも自己判断で市販薬とか、自分で思い込みの治療をしてしまうと逆効果になる事もあるからです。
水虫は皮膚科の先生でも見ただけでは水虫かどうか判断できません。
水虫と似た症状(汗疱性湿疹、接触皮膚炎、皮膚カンジダ症、細菌による感染)があるからです。
水虫かどうかの判断は、患部の皮膚を採取して顕微鏡で確認することで、わかります。(すぐその場でわかります)
自己判断で、水虫でもないのに、水虫の治療をしていてもまったく効果はありません。
水虫と診断されたら
医師から抗真菌作用がある薬が処方されるので、それで治療をします。
症状がなくなっても治療はやめないで下さい。
白癬菌はまだ残っているので、最低3ヶ月は続ける必要があります。
(医師からも3ヶ月の期間は言われると思います)
途中でやめると、また再発するので注意してください。
市販薬
市販薬でも、最近はよく効く製品もあるので、そちらを使うのもいいでしょう。
忙しいとか、恥ずかしいとか、なかなか病院に行けない時にはこの「クリアフットヴェール」が評判です。
使用した人の94%以上の人が実感することができたというデータがあります。
一般の市販薬で多いのが、良くなったと思ってもまた再発してしまった。という悩みです。
最近の水虫治療薬は強力ですが、
強力だからこそ、足に相当なダメージを与えます。
水虫が繰り返されるのは、この強い殺菌力で足が傷ついた状態の時に、新たに菌が入り込み繁殖を繰り返すからです。
「クリアフットヴェール」は、「再発防止」にも着眼していて、殺菌しながら水虫に感染しやすい環境自体を改善します。
水虫の治療に有効な抗菌性があることで有名な竹酢液に含まれるフェノール系化合物で水虫菌を確実に仕留めてくれ、
CPL(環状重合乳酸)が配合されているので、足の肌環境を整え、菌が繁殖しづらい環境に整えてくれます。
CPL(環状重合乳酸)は、保水性や保湿性に優れ、皮膚や毛髪のタンパク質との親和性が高く、がん治療などにも使われ始めている成分です。
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同じメーカーから販売されている爪水虫用の商品『クリアネイルショット』もあります。
『クリアネイルショット』は、爪表面の親油性(油になじむ特性)を持つ膜の特性を利用する“浸透力特化型”なので、固い爪にも一般的な対策品とは異なり、有用成分がしっかり浸透します。
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水虫対策に効果的な食べ物
ほうれん草、ニンジン、乳製品
これらの食べ物には新陳代謝をよくするビタミンAが多く含まれています。
新陳代謝がよくなることで新しい角質ができるサイクルが早くなり、水虫に感染した古い角質を入れ替えてくれます。
ピーマン、トマト、果物
これらの食べ物にはコラーゲンを作り出してくれるビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCが健康な肌や皮膚を作ってくれるのです。
これらのビタミンが多く含まれた食物を摂取することで、皮膚や肌の免疫力がよくなり、水虫の原因である白癬菌の侵入を防いでくれるのです。
梅肉エキス、ニンニク汁、玉ねぎ
これらの食べ物は食べるのではなく殺菌効果があるので直接、水虫に塗り込みます。
先に梅肉エキス、ニンニク汁、玉ねぎなどをすりおろし、用意しておきます。
お風呂上りの足が綺麗なときに、これらのすりおろした汁を患部に塗り1〜2分放置します。
それから拭き取ってお湯で洗い流します。
これを毎日、続けて下さい。
直接、患部に塗るのではなく洗面器にそれらのすりおろした汁をいれて足をつけておいてもいいです。
この時は10分くらいつけるようにしてください。
初めは患部がしみて痛いですが、すぐに痛みはやわらぎます。
もし、痛みが続くようなら使用するのはやめてください。
水虫は完治するまでに時間がかかるので根気よく続ける必要があります。
体に免疫力や抵抗力がつけば、肌荒れが改善されたり、風邪も引きにくくなるので続けてみる価値はありますよ。